パン工場を辞めた話


上京して仕事がなかった僕は、

休憩時間にパンが食べ放題という理由で、

パン工場でバイトをしていた。

時間帯は18時から5時まで、

休憩1時間、実働10時間である。

ネットでパン工場 バイトで調べると、

「きつい」「1日でやめた」「勤務は週1回が限度」などのマイナス意見が多数を占めていた。

そんな中、僕は初日から6連勤を終えた。

そのうち2日は2時間残業している。

確かに単純作業の繰り返しである、

この仕事はきつい。

ただ上京してお金がなかった僕は、

働くしかなかった。

僕は6連勤を終えたあと、1日の休みを挟み

その後3連勤に入る。

このまましばらくはここでお金を貯めようと思っていた。

仕事のある時の1日のスケジュールは、

17時に家を出発し、18時勤務開始し翌朝5時に勤務終了である。

そして帰宅後午前8時ごろに就寝し16時に起床という流れだ。

3連勤の初日の勤務を終えたあと、

帰宅した僕は16時にアラームをセットし眠りについた。

数時間後、目を覚ました。

目を覚まし、ふと違和感を感じた。

外が暗いからだ。

慌てて時計を見ると僕は絶望した。

「19時」

携帯には数十件の着信履歴が残っていた

この時僕は想像以上に体に疲労が溜まっていることに気がついた。

12時間近く一度も目覚めることなく眠っていた。

その日は働く気も起きず、僕は電話で休む旨を伝えた。

「このままパン工場で働いたままでいいのか。」

そんな考えが頭をよぎった。

わざわざ上京してきて、

ホットケーキを重ねてる場合じゃないと思った僕は再度電話し、やめる旨を伝えた。

もっと東京でしかできない仕事をしたいと思った僕はケータイで「都内 求人」で検索し就職活動を開始した。

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